すべてがFになる 感想

あまり詳しく語るとネタバレになってしまうかもしれないので避けたいところだが。

中々と深みのある作品だったと思う。 生きるとは何か。人生とは。誰もそれに明確な答えを出すことができず、曖昧な理想や標語などをつくってそこに意味があるようにする。実際はそこには何もないかもしれない。ひといものかもしれない。人は 自分の考えとか希望を押しころして何となく平々凡々と暮らすことになれ、たまにお酒とか飲んで酔う。 つかの間に与えられた生は肉体という檻にあり自由にはなれない。そこでもがき続けるという宿命。である。では自由とはと考えるととなるが。登場人物達の言葉に色々と考えさせられるものがありました。思うに人は自分の人生を選ぶことができる。すべての自由も。などと思いました。まぁいろいろと考えることのできる作品だと思いました。